2013年5月1日水曜日

知ると怖い!?抹消動脈疾患PADって結構身近にいるのね。


今日は循環器内科Dr.の講義でした



5月1日の夕方に当グループの循環器内科Dr.の講義を受ける機会がありました。テーマは「抹消動脈疾患の最新の診断と治療」です。冒頭から先生の口から気になる発言が・・・末梢動脈疾患の有病率は人口の20%近くあると。皆さん、知ってました?



抹消動脈疾患PADとは?



「長いこと歩いていると足がだんだんと痛くなってしまう。」
「少し休むとまた歩けるようになる。」
こういう状況の人って身近にいませんか?


目的地まで歩いている途中で足が痛くなったり、痺れてきたり。休憩をするとまた元に戻って歩けるようになる。
ついつい、休憩の度にタバコを口にしてしまう。
ひょっとしたら抹消動脈疾患PADかもしれません。


抹消動脈疾患(PAD;Peripheral Arterial Disease)とは?
PAD(末梢動脈疾患)について PADってどんな病気なの?によると

全身の動脈の中でも主に手足に血液を届ける動脈を「末梢動脈」と言います。この末梢動脈に動脈硬化症が生じると、手足に血行不良が起こり、PADと呼ばれる病気になります。しびれや痛み、悪化すると潰瘍ができたり、ひどい場合には壊死したりすることもあります。末梢血管の病気の中で最も多いものです。
とあります。
四肢の血管に関する病気です。


PADの主な症状の1つに間欠性跛行があります。
目的地まで歩いている途中で歩くと足が痛くなり歩けなくなります。足が痛くなる原因にはいろいろあります。「年のせいだから」と自分で判断したり、他の病気だと勘違いして、PADを悪化させてしまう患者さんもまれではありません。体力的な問題だから、加齢による問題だからあるけないのではなくて間欠性跛行かも。これは怖い病気なんです。


足の痛みでとくに間違えやすいのは、脊柱管狭窄症や関節疾患、深部静脈血栓症などによる歩行中の痛みです。PADによる痛みには「ある程度の距離を歩くと筋肉の痛みのために歩けなくなる。しかし少し休むとまた歩ける」という特徴があります。


脳血管障害の3割弱に重症のPADが隠れています。特に麻痺側下肢に症状が隠れている事が多いが、なかなか早期発見をすることが出来きず、足の痛みやしびれを「麻痺によるもの」と誤解してしまうことが患者自身も療法士もあります。


5年間の相対死亡率は44%と高く、予後もかなり悪い病気です。その死因の半数以上が心臓・血管の循環器に関する疾患を併発してしまうからです。進行してしまう前に、早期発見と早期治療をいかに進められるかが鍵となります。




早期発見のためには?




  • 下肢の冷感、しびれ
  • 間欠性跛行(疼痛)
  • 活動レベルへの障害
  • 足掌創傷の発現や難治

が見られてきたらすぐに循環器内科を受診しましょう。

できるだけ早期に発見することで確実に生存率を高めることができます。




次は・・・



講義の内容が私に取ってかなりの興味を掻き立てられるものだったので、シリーズ化としてまとめて行きたいと思います。

次は、PAD発現の観察ポイントをまとめていきます。