元校長先生のお話
利用者さんに、元校長先生がいらっしゃいます。先生の言葉は我が子の教育を考えるきっかけを与えてくれます。
teacher's conference 2011 / sbeez
『親子で毎年同じ所に遠足に行くといいよ』
ふと、元校長先生がつぶやかれました。
なぜなら
『子供の成長による視点の違いを見るためには遠足がいいんだよ。』と先生の持論は続く。
ミニレターセットに付いていたミニ新聞 / Yasuo Kida
例えば 遠足の行き先を親が考える。
一昨年はAに行った。
去年はBに行った。
今年はまだ行ったことも見たこともないCにしよう。
行ったことも見たこともないCに行き先が決まり、子供達はCを楽しむ。
ここで大人は満足する。
しかし、一昨年の子供と去年の子供では経験が異なっている。
低年齢の子供はまず、自分と親、自分と先生、自分と友という1対1の関係性を学ぶ。その時のAでの遊びは自己中心的。
学校(幼稚園)生活を送る中で徐々に集団を作り、その中での自己が目覚めてくる。年齢を重ねるごとにその集団は大きくなりその中での自己のあり方を学んでくる。
Aに行った年の子の視点とBに行った子供の視点はぐんっと違ってくる。
もしも
毎回違うところに遠足に行くと、知らないに行けた新鮮さは得ることが出来る。
でも、子供の成長による視点の違いを見ることは難しいと思う。
だから その違いを感じ取るために、遠足は毎年同じところに行くほうがいいと思うんだ
まだまだ先生の言葉は続く
丁度、七五三の年齢で行くぐらいがいいかもね 3歳・5歳・7歳ぐらいの子供達は丁度成長のスピードが増す頃。今じゃ七五三のお祝いも形式だけが残って、着物を来て写真を取っておしまいだけど、それじゃあもったいない。
The little girl who wore a kimono in the Seven-Five-Three Festival.(七五三) / Dakiny
子供の成長を願うばかりでなくて、親としてみてあげれたらいいと思うな
と、
校長先生が、宮崎大学で学生として学んでいた50年前。
恩師の講義で教わった言葉を思い出され、私に話してくれました。
今日も勉強になりましたm(__)m
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