2013年1月28日月曜日

物忘れと認知症はちょっと違います


勘違いされていること


 ちょっとした会話から、あ~勘違いされてるな~と思ったのでブログに書きました。うちのお客(Aさん)さん同士の会話が発端です。お客さんの身内(Bさん)に最近、認知症では?と思ったかたがいたようです。





物忘れと認知症はちょっと違います


 AさんとBさんで夕食の買い物に行こう!となって、いざスーパーに行くと、Bさんが『何を買うんだっけ~思い出せないな~』と悩み出したとのこと。Aさんは、『あんた、ボケたんと違う?』との会話を交わしたとのこと。

その時から、Bさんが認知症になっているのではないかとと心配されていました。まさしく、日常的に見受けられる、『今日の買い物は何買うんだっけ?』問題です。

デンマークのスーパーは買い物カゴを引きずれます。イイ。 / bm.iphone






買い物に行って買うものを忘れるのは「物忘れ」


 ざっくりとした印象ですが、夕食の買い出しのために出かけて、出かけた先で『何買うんだっけ?』は認知症では無いでしょう。単なる「物忘れ」です。ふとした拍子に、今するべき行動を忘れる事ありますよね?私もよくあります。これは単なる「物忘れ」です。
ばあちゃん / Toshi K






買い物に行った事そのものを忘れるのは「認知症」


 夕食の買い出しを目的に、外出して、その外出先で目的を忘れてしまうのは「認知症」です。 夕食の買い出しに行って、スーパーに来ても、「何をするために来たんだっけ?」の方が症状が重たい可能性があります。 

スーパー=買い物をする場所
このことが念頭に無く、『何をするために、ここに来たんだっけ?』と思われる(もしくは、それすら思わない)ことは認知症の初期から見られる所見の一つです。





ちゃんと説明して、理解してもらいました


 Aさんに、↑の事を伝えて、Bさんは単なる「物忘れ」だろうと理解して頂きました。また、心配ならば、心療内科や総合病院などで「物忘れ外来」がありますので、そちらを紹介するようにお伝えしました。

ばあちゃんと友達 / Toshi K

(↑写真の方と内容は一致しません。)


皆さんの、身内の中に、「何買うんだっけ?」「何をするためにくるんだっけ?」と悩んでいる人が居るかもしれません。周りの理解で、その後の対策が異なりますので、ちょっと注意してみてくださいね。


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