2014年1月22日水曜日

初学者なら守ったほうがいい!臨床研究の7つの法度?ご法度?

何事にも決まりがありまして

日本にいたら日本国憲法があり、アメリカではアメリカ法があり、地方では地方の条例があるように、研究にも決まり事があります。臨床研究の経験が少ないうちはなかなか決まり事を守れない(嘘をつくとかではなくて、ルールに沿った行動を学んでいる途中だから)こともあります。ではどんな決まり事でしょうか。

参考に、法度とは(ご法度と同義語)

はっと【法度】
法も度も〈のり〉(法則,規則)の意で,おきて,さだめ,法を意味する言葉。鎌倉幕府はもちろんのこと室町幕府も戦国時代に至るまで,みずからの制定法を〈法度〉と称した例はない。もちろん〈法度〉という言葉自体は中世を通じて使用されているが,この場合も公権力の制定法をさすのではなく,〈おきて〉〈さだめ〉などの意で用いられている。この〈法度〉が公権力の制定法をさす称呼として一般的に現れるのは,戦国大名の個別法令である分国法においてであり,やがてこれが江戸幕府にも継承され,武家諸法度のように制定法の名称として定着した。
法度 とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E6%B3%95%E5%BA%A6(2014/01/22取得)





7つの法度


1.データを採ってから研究デザインを考える
2.リサーチクエスチョンが明確でない
3.対象が不明確
4.主要なoutcome変数を指定しない
5.変数の測定法の信頼性と妥当性を吟味しない
6.解析計画を事前に作成しない
7.結果の解釈
の7つの法度があります。


これは確かに理想的ではありますが、観察研究かつ横断的もしくは後ろ向きの研究では、あらかじめ記録されているデータから、研究テーマを見つけ出すとか、主要なoutcome変数が決まっていないこともあります。研究が継続して行われた場合で、進んだ段階で注意すべき事項と考えてもよいでしょう。
新人教育プログラム資料より




食べたことのない料理の味はわかりません。だから食べちゃいましょう


研究をやってみたい!と思う初学者にとって7つの法度はついついやってしまいます。それもそうです。だって、やったこと無いんですもん^^;



食べたことのない料理の味は、食べてみないとわかりません。
採ったことの無いデータはどんなデータになるかは、採ってみないとわかりません。


実験のタスクとして設定したテストが、対象者が実施するには負荷が高いのか低いのか、採ってみないとわかりません。
何度も何度も、予想と結果が異なる事を経験し、何度も法度に触れることで自分の知識となります。研究の芽が育っていきます。


なので、法度を意識しすぎて動けないよりは、とにかくデータを採ってみて動いていくのも十分ありです。



リスク回避として、患者さん、利用者さんでいきなりデータを採る前に、健常者・仲間内でデータを採ることを勧めます。
患者さんに過負荷を与えたり、リスクを背負わすわけにはいけませんよ。